コロナ騒動から解放された今年のゴールデンウィークは、ものすごーい混雑が予想されます。観光地でもある我が町別府も、おそらくものすごーく混雑すると思われます。私は混雑が予想されるのにわざわざ混んでいる観光地に行こうという考えは1ミリもないので、家でダラダラ過ごすのも悪くないかもね・・・と、考えていましたが、別府に居ても混むわけだし、それなら混んでいないと思われるところへ行けばいいじゃん・・・という素晴らしいアイデアが思い浮かんだので、混みそうもないところへ出かけることにしました。
で、九州より人口の多い本州へわざわざ出かけるのは、混んでいないというコンセプトから外れるのでパス。九州内を考えるなら鹿児島はこの間行ったばかりだし・・・で、それなら西へ行ってみようと考えました。西に行くなら平戸がいいのではないか・・・本州からはそれなりに遠いし、長い連休にわざわざ平戸に行く人は少ないだろう・・・と、考えました(笑)。

松浦市でランチを食べたいお店があり、11:00に開店なのでそれに合わせて3日の7:00少し前に出発して、湯布院ICから九州横断自動車道で一路松浦を目指してサンバーで激走です。
ですが、高速道路はそこそこの交通量がありました(笑)。まぁおそらく長崎市にでも行くのであろう。

挙句の果てには事故渋滞となりました。私は一度も経験がないけど、楽しみにしていたゴールデンウィークで事故って・・・これってかなりの意気消沈ではないだろうか。もらい事故なら仕方がないところもあるが・・・異種混走の公道なんだから安全運転が基本ですよ。スピード出しても30分も変わらないです。優先事項をよく考えよう。
長崎自動車道を武雄北方ICで降りてランチのお店に向かいました。お店には予定通りの11:00少し前に到着です。しかし、すでに開店を待っている人がそれなりにいますよ。すげーな・・・ゴールデンウィーク(笑)。ランチのお店はこちら

海の里食堂さんです。目的はアジフライです。なぜなら

松浦市はアジフライの聖地ならしいので(笑)。本当かよ。これだけの人気店ですからとても期待したのですが・・・しかし、これはとても残念な結果となりました。

アジフライ定食が800円は確かに安いと思いますが、そのお味は・・・もっと努力しましょうというレベル。かなり残念な一品でした。なぜ松浦市がアジフライの聖地かというと、アジの水揚げ量が日本一だからだと思う。それにもかかわらず魚臭さが出ていて新鮮さに欠ける。水揚げが日本一なんだから、ひょっとしたら魚は新鮮なのかもしれない。それであるなら調理方法が問題なんじゃないの。口コミはそこそこの評価を得ているが、私にはその理由がわからない。昨年のセンザキッチンが100点なら赤点の30点以下ですね。☆2つ。出てきたもの全てにおいてプロの味とは言えないと思う。私はね。
あれだけ期待したランチが残念だったので前途多難な旅になる気がしてきましたよ。気を取り直して松浦から平戸大橋を走って

平戸へ入り、私が行きたかったこちらへ寄りました。

平戸オランダ商館です。日本で学ぶ歴史の教科書(40年ぐらい前ですが)では、日本はなぜオランダとの交流が始まるのか?は詳しく書かれていなかったと思いますが、オランダ商館ではその歴史を知ることができます。
「慶長5年3月16日(1600年4月29日)、オランダの商船リーフデ号が豊後国臼杵(現在の大分県臼杵市)に漂着しました。日本に到達した初めてのオランダ船であり日本とオランダの交流はここから始まることになります。リーフデ号を含む5隻の商船の船団が東洋を目指し、オランダのロッテルダムを出航したのは、1598年(慶長3)のことでした。

船団は南アフリカ南端を経て太平洋に入るコースをとります。ところが途中、スペイン船やポルトガル船の襲撃、さらに嵐に見舞われ船団は離散、東洋までたどり着いたのはリーフデ号だけでした。漂着時、110人いた乗組員のうち、生存者は24人。しかも直後に3人がさらに命を落としたといいます」ならしいです。
「イエズス会の宣教師たちは乗組員の即時処刑を主張しました(宣教師が処刑を主張・・・キリストの教えはどうしたんだ)。当時の日本の交易相手は主にポルトガルでしたが、家康は彼らに対抗する意味も込めて、クワケルナックやヤン・ヨーステンに貿易を許可する朱印状を与えます」こうして貿易が始まるのでした。知らなかったなぁ。その後ポルトガルは豊臣秀吉によってバテレン追放令が出され、ポルトガルに宣教師の退去と貿易の自由を宣告する文書が手渡され、最終的には徳川家から追放されます。
関東にいると戦国時代の歴史が取り上げられている観光スポットが多いと思いますが、関東と違って九州はキリシタンや日本創世記の観光スポットが多く、私にはたいへ興味深く面白い。

サンバーは平戸交流広場駐車場に停めてあるので、市街をぶらぶらと歩きました。


平戸ザビエル記念教会や寺院と教会が見える道も素晴らしい。別府に移住したてのときに一度平戸を訪れたことがありましたが、その時は通り過ぎただけでした。平戸はゆっくり散策した方が良いですね。

川内峠にも行ってみました。

駐車場から小高い丘を登るのですが、そこから見る景色は素晴らしい。次は春日の棚田へ。

駐車場がないことはないのだけれど、棚田から少し遠いし、雨もパラパラ降ってきたので通り過ぎただけになってしまいました。ちなみに3日は雨の予報ではなかった気がしますが(笑)。このような景色を見るためにはかなり歩かなければならないと思います。

ライダーはなぜか突端を目指します。一応まだライダーである私もご多分に漏れず一番先まで行ってみました。その前に、福鶴じゃがたらお春博物館に寄ってみました。

ちなみにじゃがはらお春とは「じゃがたらお春(じゃがたらおはる、1625年ごろ – 1697年)は、江戸時代初期に長崎に在住し、後にパタヴィア(ジャカルタ)へと追放されたイタリア人と日本人の混血女性。ジャカルタから日本へと宛てたとされる手紙「じゃがたら文」で知られる」だそうです。
じゃがいもの焼酎は売っていましたが、じゃがたらお春に関した展示品はあったのかな。博物館というよりはいわゆる福田酒造さんの酒蔵です。福田酒造さんは日本本土最西端の酒蔵で、長崎美人というブランドで知られ、国内外で数々の賞を受賞しています。確か友人のMACさんからいただいた日本酒もこちらのだったと思います。たくさんの賞をとっているだけあって、すげー美味いっス(笑)。
そして最西端の港町である

ここで折り返します。この先に「本土に繋がった道の最西端」というのがあるらしいのですが、そこはかなりの酷道との口コミがあったのでここまでにしました。
本当はこの辺りで車中泊しようと計画していたのです。しかし、温泉でなくても良いのですが、日帰り入浴できる施設がなくて断念しました。なので

ここまで戻って温泉に入ります。高級リゾートホテルに併設されているこちら


なごみの湯さんです。ご利用はお一人様900円と少しお高めでした。泉質は、含鉄-ナトリウム-炭酸水素塩泉で、無臭ですが少し白濁している素晴らしいお湯です。源泉かけ流しとなっているが、後ほど調べてみると循環と併用しているみたいですな。そりゃそうだよね。この日もそれなりに混んでいたので源泉かけ流しは・・・危険ですね。私はお風呂に入れればいいや・・・と思って入ったのでから、意外にも素晴らしいお湯で驚いてしまった。私にもこういうときがあるのですね。
おすすめではありますが、ゴールデンウィーク中ってのもあって案の定うるせークソガキがいやがった。ですが、がっつりタトゥーが入ったいかつい兄ちゃんがいたので、彼の近くで入っていたらそこのところだけたいへん静かで快適でした(笑)。ありがとうタトゥーの兄さん。ちなみにタトゥーの方はお断りでしたが。
日が落ち始め、ポジションランプで走っていたら助手席側のポジションランプが切れているではないか・・・ガーン!。というのも、サンバーのポジションランプは普通のクルマのように簡単には交換出来ないのです。ライト本体を外す必要があるのです。この件については、この車中泊の記事が終わった後に記事にします。もちろん自分で交換しましたよ。私は節約家で暇人ですから。DIYですよ。do it yourselfの自分でやる・・・というカッコいいものではなく、Dはどうにか、Iはいい加減に、Yはやってみるの精神です(笑)。
そして今夜の車中泊は・・・すいませんね、またもや道の駅を利用しました。このあたりにはRVパークがないのですよ。利用した道の駅は松浦海のふるさと館です。平戸島と生月島を結ぶ生月大橋のたもとにある道の駅も考えましたが、駐車場が狭いにもかかわらず、15:00ぐらいからキャンピングカーが陣取っているし、近くに民家もあったので・・・私は気が引けてしまいます。
それに対して松浦ふるさと館は

ここに見える以外にも大きな駐車スペースがあったことや、国道沿いの大きな施設ですし、一応

こんな案内もあったので。
でもね、やっぱりうるさいんですよ。道の駅って。アイドリングしながら寝るのは止めろよ・・・本当に。しかも駐車場は広いのだから、隣に停めるなよ(私が停めたときは近くに誰もいなかった)。そして隣でアイドリングしながら寝るなよ。こういう輩って普通の一般社会生活が出来ているのだろうか。不思議だよ。
そして天気予報では雨の予報ではなかったと思うのに、まさかの雨・・・いや、いつも通りか(笑)。またもや雨の車中泊となりました。さすがだよ俺(笑)。
後編に続きます。
雨が降って良かったじゃないですか。
だいたい忘れ物したり予定通りにいかないんだから今回は雨が厄落としになったと思えばね。
後編もお待ちしてます。
いやいや、ポジションランプは切れるし、アジフライは不味かったし・・・厄落としになっていませんよ(笑)。あーでも、我々にはこれでもラッキーな方かもしれませんな。
ちなみに、後編も雨が降りました(笑)。