昨日の指宿温泉も素晴らしかったが、今回の旅での温泉は、こちらの温泉がメインディッシュってところです。

西郷どんゆかりの湯の鰻温泉です。

営業は8:00からですが駐車場で開店を待っていたら、なんとフライングの7:45に入れてくれました。柔軟な対応に頭が下がります。ご利用はお一人様200円とバーゲンプライスです。ただし、こちらもシャンプーや石鹸はありません。ついでにシャワーもありません。こちらの施設は完全な共同湯ですね。

泉質は、単純硫黄泉で無色ではありますが、硫黄臭が漂う素晴らしいお湯です。ですが、源泉温度が88.8℃ならしいので、かなり加水していると思われ、外ほどの硫黄臭はありませんでした。だからもちろんあつ湯(笑)。下諏訪の旦過の湯を思い出しました(笑)。硫黄系の温泉なのですが、白骨温泉とか草津温泉とは違う、マイルドなんだけどスベスベ感もある珍しいお湯だと思います。強いて言うなら戸倉上山田温泉が近いかもしれません。ここも温泉好きには一押しのお湯です。とてもおすすめです・・・が、地元の人が多いし、そもそも区営ですから、よそ者は「入らさせていただいている」という気持ちで入りましょう。

観光ガイドブックにも大きく取り上げられている人気の観光スポットの、JR日本最南端の駅である西大山駅にも行ってみました。

ガイドブックに取り上げられるだけはありますね。ここから見る開聞岳は素晴らしい景観です。黄色いポストは微妙ですが(笑)。せっかくだから、開聞岳を一周しようと思ってこの道に入りましたが

ここはものすごい道でした。まず、入口も案内がないからよく分からないし、狭いトンネルから始まるのですが

何かのアトラクションか?・・・と、思うくらい笑えます。妻はビビッておりましたが。

軽バンやジムニー以外は止めておいた方が無難だと思います(笑)。高級車で入ったなら絶対後悔します。そして、苦労して走っても残念ながら景観も驚くようなものではありません。開聞岳は少し離れたたところで見るのがステキです。
ランチは枕崎まで移動して、こちらのお店でいただきました。

さかなや食堂さんです。11:00の開店で、開店と同時に入店しました。もちろん誰もおりません(笑)。

オーダーは、かつお丼と貝汁定食をお願いしました。

お味の方ですが、かつお丼・・・これは激ウマです。55年の人生でここまでカツオが美味しいと思ったことがありません。枕崎市は鰹節が名産品ですが、名産品だけはあると思います。カツオは漬けてあるのですが、臭みがなくて私にはとても食べやすい。貝汁の方は、まぁ普通な感じ。これは山口県のドライブインみちしお さんの方が美味しいと思いました。でも☆5つ。かつお丼が最高です。
枕崎お魚センターなども立ち寄りお買い物をして、薩摩酒造 花渡川蒸溜所 明治蔵に寄ってみました。

東京でも売っている、あの白波の焼酎の蔵です。

枕崎とは知らなかった。まぁ東京に居たころは「枕崎ってどこ?」って感じですからね。九州も枕崎市あたりまで来ると、本当に素朴な町になります。ショッピングモールさえ見当たらなかったのですが、そんなに便利じゃなくても実は不自由でもないですよね。人間の生活なんて、都会だろうが田舎だろうが、大半の人の生活はあまり変わりませんから。

枕崎からは野間池漁港に向けて走るのですが

ほぼこのような道で、しかもきついアップダウンの繰り返しで、ものすごく時間がかかりました。途中で「端折ろうか?」と、考えましたから。サンバーにもきつかったし(笑)。しかし

途中で名作映画の「007は二度死ぬ」の撮影があった島を見ることができました。ここにショーン・コネリー様が来たのは感慨深い。スタッフもいいところを選ぶなぁ。素晴らしい景観でした。
苦労して走ったにもかかわらず、野間池港は本当に小さな漁港があるだけでした(笑)。枕崎からは大変な道のりだから、ここでの生活は大変だろうなぁ・・・と思いながら南さつま市に向かうと、こちら側の道は二車線のきちんと整備された道でした。なので、たいして不便でもありません(笑)。
時間も押してきたので、本日の車中泊をするRVパーク東市来こけけ さんに向かいます。

いちき串木野市は、豊かでおいしい水源に恵まれ、藩政時代から焼酎を製造していたそうです。現在も8か所の蔵元があります。明治42年に松崎吉次郎氏が芋焼酎を成功させ、一大雄飛をみるに至ったそうです・・・と、パンフレットに書かれていたので「それじゃー松崎酒造ってのがあるので行ってみよー」で、行ってみたところ、ガーン・・・工場がお休みでした。Google様は営業中って言っているのに(笑)。
で、松崎つながりで松崎酒店ってのがあり、今度はそこに行ってみると、松崎酒造さんはもう三年ぐらい前に廃業したそうです。残念。その酒店で、焼酎やお酒の話で盛り上がりましたら、なんと店主が自分で飲むために残しておいたお酒を特別に譲って販売してくれました。それがこちら

おそらく地元でないと販売していない焼酎で、昔ながらの製法の復刻版ならしく、濾過していないにごり酒です。私は初めて見ましたよ。焼酎のにごりなんて。そのお味は、確かに芋の風味が強く荒々しい感じだけど、これはこれで美味しいと感じます。今は飲みやすいが正義で、画一的な味になりつつあると感じます。昔ながらの郷土の味も大切にしてほしかった・・・と私は思います。いやー面白いな鹿児島(笑)。
温泉に入ると遅くなって申し訳ないので、RVパークには16:00にチェックインしました。

こちらのRVパーク東市来こけけ さんのオーナーは、自らもキャンピングカーに乗る旅人で、旅仲間から「ここらへんにないからRVパークを始めないか?」なんて言われて始めたんだとか。とても面白いお話を聞かせてもらいました。料金もキャンピングカーは一泊1800円ならしいのですが、軽バンは1500円でした。今回は暖かかったから電源は利用しませんでしたが電源も利用できます。しかもそれも料金込み。これ、かなり激安です。

そしてキャンピングカーだけでなく、私と同じ軽バンもいたし、普通の乗用車の方もいました。たぶん、全部埋まっていたのではないでしょうか。けっこう人気があると思われるので、利用するなら予約した方が無難です。
チェックイン後は、オーナーおすすめの家族湯に行ってみました。

この周辺は湯之元温泉郷で、江戸時代の初め寛永17年(1640年)頃に発見され、島津の殿様も代々訪れたという歴史のある温泉で、温泉旅館もけっこうあったと思います。ご利用は60分1000円と激安です。ただし、ここもシャンプーや石鹸はありません。ちなみに、私が入った16:30ぐらいには数台しかいませんでしたが、帰る17:30には全て埋まっておりました。かなり人気があると思われます。

泉質は単純硫黄泉で、「温泉は毎日、お湯の色(透明、緑、乳白色、白い粒、黒っぽくなったりします)や匂いや手触りが変わります」だそうです。私はやや黒っぽかったですが、これも素晴らしい温泉ですよ。もちろん源泉かけ流しです。それどころか、毎回お湯を入れ替えるそうです。湯量が豊富なんでしょう。私はおすすめです。大分は温泉を大々的にアピールしていますが、鹿児島も負けていないよ。こんないい温泉があるなんて知らなかったなぁ。この泉質なら島津の殿様も通うと思います。
再びRVパークに戻り車中泊となります。道の駅での車中泊と比較すると、やはり断然RVパークの良いと思う。なんといっても静かで快適ですから。やはり今後も車中泊するならRVパークの利用がいいな・・・と、改めて思いました。
最終日は、もう帰るだけ(笑)。5:00に起床し6:00前には出発しました。とりあえず朝の温泉は欠かせないので温泉に向かいます。近くの湯之元温泉でもよかったのですが、早朝に移動しないのはもったいないので

こちらの大村温泉公衆浴場にしました。

ご利用はお一人様300円と公衆浴場らしいお値段です。ただし、こちらもシャンプーや石鹼はありません。

泉質は硫酸塩泉で、無色透明ですが若干塩味のする素晴らしいお湯です。確か源泉かけ流しだったと思います。個性的なお湯ではないですが、お肌がサラサラになるようなお湯です。ただし、地元の人たちが多いのでアウェー感があります。それにしても、今回の旅はどこの温泉も素晴らしかった。
人吉までは一般道を走り、人吉球磨スマートICから九州縦貫自動車道を走り、益城熊本空港ICで降りてミルクロードをブッ飛ばし、我が家には15:30ぐらいに到着です。ミルクロードの登りはサンバーにはつらいので、きっちり回してゴイゴイ登っていたのですが、前方のEKクロススペースと思われる軽自動車が意外にも速い(笑)。
スゲーな、最近の軽自動車は。完全にひと昔前の1500㏄クラスの走りだなと思いました。あの走りならどこでも行けますよ。私は三菱ファンでもあるし、ビジュアル的にも好みな

デリカミニも販売されるし・・・ちょっと心を惹かれました。でも、性能もひと昔前の1500㏄程度になっていると思うけど、お値段もひと昔前の1500㏄程度のお値段にもなっているんですよね。
とは言いながら、やはりサンバー旅は楽しかった。サンバーはどこでも入っていける・・・これが私には都合がいい。デリカミニでは酷道なんて、もったいなくて私は躊躇してしまいます(笑)。サンバーは快適に車中泊できる昔のジムニーみたいなもの。それでいて下りの中速コーナーでは、RR(リアエンジンリアドライブ)独特のスポーティーな走りも楽しめる。おまけに独立懸架のサスペンションもやっぱり良い。足りないのはパワーとハイギア(6速)と静粛性だけ(笑)。やはりサンバーは唯一無二のクルマ。ティニーの居なくなった今は必要がない気がしますが、当面サンバーを継続させようと思います。まぁ・・・今のところですが(笑)。
ライダーは夏の北海道を目指します。ですが、北海道は夏以外ならライダーには極寒だと思います。九州はいいですよ。4月にもなれば普通にバイクに乗れる(冬でも乗っている人はたくさんいます)。しかも九州は阿蘇だけではありません。鹿児島まで行けば、雄大な景観は北海道に及ばないものの、それでも驚くほどの景観があると思う。夏は北海道に譲るがそれ以外の季節なら、ライダーやクルマの運転が好きなら九州は本当に楽しいと思う。
ぜひ、九州にツーリングに行きましょう。素晴らしい景色と温泉が貴方を待っている。あれ?なんだかツーリングマップルみたいだな(笑)。
一泊かと思いきや二泊三日の温泉三昧だったんですね。お疲れさまでした。
Google様も普通にトラップを仕掛けてますのでね、特に我々は気を付けましょう。
九州は高校生の時しかツーリングしてませんし、しかも林道メインだったのでtomozoさんの記事がとても面白いし為になってます。でも悲しいかなストーカーは出来ません。九州まで時間とお金を使って行ったら母と姉の話(実質愚痴)を聞いてあげたいですもん。
いやいや愚痴をたくさん聞いても、一週間ぐらい泊まれば行けますよ(笑)。鹿児島の温泉は最高ですよ。
たまさんは日本一周カブも持っていますが、意外にも近所ウロウロ系なんですよね。私が知る限りだと、ロングツーリングってなかったような気がします。
いや、たまさんのことは言えないな。私も最近は近所ウロウロ系ですな。カブで北海道に行って以来、泊りのツーリングってこの前の雲仙だけでした。
アドベンチャーツアラー(笑)を所有しておきながらなんという体たらく。たまさん一緒に能登でも行きますか?・・・いや、GSなら行けるけどVストで能登は無理だな(笑)。
2泊3日 サンバーも頑張りましたネ~。
指宿スカイライン 次回は是非バイクで。また砂風呂も。
枕崎からの R226 行っちゃいましたか~。 当方のブログの 指宿スカイラインの書き込みの少し上に 薩摩半島のR226については 「選択を後悔した」と書き込んでいたのですが・・・。
外泊がロングツーリングと南伊豆だけの現在。 同居の妻の父親(94)がここで入院となり 今後の状況次第。 また 妻も体力的に・・と。 1~2年は 様子見になりそうな感じにも。 今後の結果次第で ドゥービルの存続にもつながって来そうな・・・ 4月から神奈川もタンデム自転車解禁。公に乗れるので 妻の体力作りにもと。
指宿スカイラインは、Vストでも面白くないかも(笑)。あそこはST-4がいいなぁ。MACさんのブログを読み返したら書いてありましたね。R226はサンバーにはつらかったのですが、あそこはVストなら面白いかもしれませんね。まぁどちらにしても、行ったと思います。懲りないタイプですので(笑)。
そうですか。私も50歳を超えてから体力が落ちてきたなぁと感じることが多いです。一応筋トレに励んではおりますが老化を止めることはできませんからね。それを考えるとハーレーの爺さんたちは、どこからあの気力がわいてくるのだろう。不思議です(笑)。