現状維持ツーリング

基本的に私は冬にバイクでツーリングをしようとは思いません。その理由は単純で「寒いから」である。しかし、冬にも気温が高い週末が稀にあり、そういう日を狙ってバイクの現状維持(コンデション維持)のため、最小限の距離を走ることはしています。私はバイクやクルマに限らず、まめにメンテナンスして劣化を極力抑えるのが趣味ですので。

妻は今週末から大阪に遊びに行っています。なので、バイクに乗るにはちょうどいい・・・と考えていたのですが、ものすごい寒波が迫っている影響もあるのか、天気予報の気温はやや低め。天気も晴れではないものの、雨は夕方からだから一応降られる心配はない・・・はずだった(笑)。

この状況であれば、少し前の私ならツーリングなんて即却下で、家でコタツに入ってグーバイクを見たり、本を読んだり、昼寝したり・・・人生の無駄遣い的な一日をダラダラ過ごすのが普通です。しかし、Vストローム250(以後Vスト)なら、ウインドプロテクションが効いているし、ナックルガードもついているし、おまけに電熱グローブもあるし、システムヘルメットだから、ひょっとして冬のツーリングもいけるのではないだろうか・・・いや、むしろ試してみたいと、どういうわけかこの時はそう考えてしまった(笑)。

というのも、11月下旬の雲仙ツーリング以来バイクには乗っていないってのが、こまめなメンテナンスをする私は気になっていたのです。まぁ気温が低いといってもお昼ぐらいなら10℃ぐらいは上がるだろう・・・いま思うとなんて楽観的な希望的観測をしているのだろう(笑)。

出発は10:30になってしまった。本当はもう少し早く出発しようと思っていたのですが、妻がいないのでゆっくり掃除をしていたらこの時間になってしまったのだ。後で考えると、かなり気温が低かったからそれでよかったのだけれど。

それでも別府を出発したときは「そんなに寒くねーな」ぐらい思っていたのですが、出発が遅かったので最短ルートの大分農業公園経由を選択したので小高い山の中に入るのですが、そこら辺から外気温が低くなるのがわかり、地味に寒さが効いてきた。確認していないけど、気温はおそらく5~6℃以下ではないかと思う。

前から薄々気が付いていたのだけれど、Vストってなぜか下半身が冷えてくるのですよね。なんでかな。大型バイクは幅が大きいから風が分散するのかな。救われたのは電熱グローブだったので手先だけは暖かい。ナックルガードも効いていると思うけど。これだけでだいぶ違いますな。終始手だけは暖かかった(笑)。

ランチは豊後高田の小さなカフェでいただくことにしました。

木もれ日 さんです。土曜日、日曜日、月曜日だけの営業です。選んだ理由は「静かで落ち着ける」って口コミがあったから。私はカフェで落ち着いてコーヒーをいただくのが好きなので。

オーダーはチキンカレーをお願いしました。お値段が500円と激安です。私はセットでコーヒー付きにしましたが。半分趣味で経営しているのかな。

お店の中も和風のテイストもあって、落ち着いていてお洒落な感じでした。

そのチキンカレーのお味ですが、美味しいとは思うけど・・・あまり個性的ではない普通な感じ(笑)。喫茶店によくある感じ・・・いや、それよりは全然美味しいですね。チキンはホロホロだったし、丁寧に煮込んで作ったカレーだと思います。また、辛めではなく、欧風カレーな味でした。

コーヒーは中煎りの少し酸味の効いた味でした。私はグアテマラコーヒー系の甘い香りと力強いコクが好きなので、あまり好んでは飲まないタイプですが、こちらも丁寧なお味でした。また、お兄さんが陶芸をしていらっしゃるみたいで、陶器もステキでした。☆4つ。もう少し個性的なところがあってもよいかな・・・と思いました。あとメニューに選択肢が少ないのも美味しいだけに残念な感じがします。

体が冷え切っていましたが、これで体温も上がったし、それでは国東半島でもぶらっと流して帰りますか。と、この時はそう思いました。12:30も回っているので気温も上がっただろうし・・・と思いながら走り出しましたが、おかしいな?なぜか寒い(笑)。

昨年の冬にもV7で行った粟嶋公園に立ち寄ると

この寒いのに走っているバカが私以外にもいましたよ(笑)。ドMですか?(笑)。それにしても寒さが堪えるな。たぶん10℃くらいはあると思うのだけど。

あまりの寒さに道の駅くにみにも立ち寄りトイレ休憩。

もうこの頃には頭まで寒い(笑)。私はシステムヘルメットだから、たぶんフルフェイスヘルメットと同じくらい防寒性があると思うけど、こういうヘルメットでも気温が低いと寒いものだと知りました(笑)。まぁオープンフェイスと違って鼻水がたれることはありませんが。

ここまでくると歯も16ビート状態で、もうライディングを楽しむ余裕もなくなり、耐えて走るだけの最悪なツーリングになりました。それにしてもおかしいな?予報では9~10℃と言っていたと思うけど。俺・・・ひょっとして体調が悪いのかな。と思いながら我慢して走っていたら

おいおい・・・そりゃ無理だよ。走れねーって。さっさと最短ルートで帰宅することにしました。

気合と根性で5~6℃の中をブッ飛ばしました。ところが日出町に出る少し手前で、ま、ま、まさかの雨が(笑)。Yahoo!の天気予報では18時からって書いてあったのに。さすがだよ俺。それでも、自宅に着いた16:00までは路面が濡れるまでの雨にはなりませんでしたが、16:30には本降りになりました。あ、あ、危ねー。あの6℃の看板でやる気を失い最短ルートで帰ったからよかったものの、我慢してグルっと海沿いを走っていたら・・・地獄が待っていましたね(笑)。

これで3月中旬ぐらいまでは乗らなくていいんじゃないかな。その頃には最高気温も15℃ぐらいになっているだろう。Vストなら冬でも乗れるは、私の大きな勘違いで、結局私にはどんなバイクでも冬は無理(笑)。やはり最高気温が15℃以上の日を選んで乗ろう。

こういう状況でも安心して走れるVストって、やっぱり旅をするためのバイクとしては最強ではないかと思う。そこは賀曽利先生と同意見です。ですが、最近の私はVストのままでいいのか?と悩んでいます。

いや、実のところVストは、こんな私でさえ素晴らしいバイクだとつくづく思います。高速を100㎞/hで巡行が出来て(あくまでも想像ですけど)、タンデムも出来て、舗装林道にも躊躇することなく入れる。峠も下りならそこそこ速いからライディングは楽しめる。取り回しだって大型と比較すれば楽勝すぎる。では「もの足りないのはなんだ?」と思いますよね。

例えるなら、Vストはまるでユニクロのマイクロダウンなんですよ。そこそこ暖かく、アウターでもインナーでも使え、コンパクトに収納出来る。デザインは日本人の心をつかむ無難を絵に描いたデザインで、街に溶け込み市民権も得ている。しかもお値段は、アウトドアメーカーと比較すれば半額だ。ユニクロのマイクロダウンは最高ではないか・・・と思うけど、ユニクロのマイクロダウンに愛着を持てるだろうか。愛でる気持ちを持てるだろうか。ここなんですよね。

私はバイクの中型免許(現在は普通二輪)は16歳のときに取得していて、限定解除(現在は大型二輪)をチャレンジすることもなく、リターンしたときも中型免許のままでいいとさえ考えていた。しかし、教習所で大型二輪の免許が取得できるようになり、街でハーレーを見かける機会が多くなりました。ハーレーというメーカーにも、ビッグツインにも興味はなかったが、スポーツスターには魅かれてしまいました。これに乗りたいと。実は私が大型二輪を取得した理由は「スポーツスターに乗りたかったから」なのです。

私は現在55歳。大型バイクで遊ぶにはもう残された時間は少ないと思う。いくら筋トレしていても老化は避けて通れない。このままユニクロのマイクロダウンで満足していていいのだろうか。Vストは時期尚早だったのではないだろうか。還暦を超えてからでよかった気がします。5年後に販売していない可能性があるので、できればVストを冷凍保存したいくらいです(笑)。

そんな私は、スポーツスターにもう一度返り咲こうか?・・・と考えました。ですが、私は現行のスポーツスターには興味ありません。キムタクが乗っているアイアン1200にも全く興味ありません。そもそもローダウンしているスポーツスターってなんなの(笑)。スポーツってネームはいらないじゃん。私がスポーツスター好きといっても、実はとてもピンポイントのスポーツスター好きなのです。私が仮に購入するとしたらこれしかありません。

リジットマウントでキャブレター&ハイコンプピストンのXL1200Sです。私にとってこれこそがスポーツスターなのです。百歩譲っても、XL1200Sより20kg重いXL1200Rの2006年モデルまで。それ以降はインジェクションになってしまうので、私は乗る気になれません。

ただね19年落ちなのに価格が100万円を超えます。ノーマルに近くて程度が良さそうなのは高い。私と同じ考えの人が多いってことか。そして、またもやこういう趣味性の高いバイクが流通しているのは都会のみ。一番近くても関西。この時点で面倒くさいし、そこまでしても手に入れたいという情熱も・・・もう薄い。

ネガティブな要素は他にもあります。スポーツスターは基本的に街乗りバイクなので、シートも薄く、カウルもない。そして積載性もない。ツーリング仕様に仕立てるには、それなりの投資をしなければならない。さらに19年落ちのmade in USAの工業製品に、信頼性なんて求めるほうがおかしい(笑)。インチ工具も揃えなければならないし、パーツもいちいち高いであろう。その上にさらなる難点がある。クラッチが重いらしい。その重さは6kgぐらいあるそうだ。私のハンドグリップ(5kg)より重いのだ(笑)。それを軽減するクラッチキットもあるが、それも高い。

スポーツスターは例えるなら革ジャン。高い上に手間暇かかって面倒くさく、そして重い上にさほど暖かくないといった素晴らしいもの(笑)。もちろん私は、マイクロダウンは持っているが革ジャンなんて持っていない(笑)。

趣味性の薄いマイクロダウンでいいのか?って、考えるところはあるのだけれど、ハードルを乗り越えるほどの情熱は・・・やはり薄い気がします。そもそも「バイクで旅をする」が趣味なら、Vストは道を選ばないし、積載性も高く、最低限の動力性能もあるから、Vストのが都合がいい。スポーツスターは「スポーツスターに乗る」を楽しむものであって、いつもの峠を流すようなSSと同じ意味合いな気がします。

やっぱり・・・こちらも現状維持か(笑)。

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現状維持ツーリング」への4件のフィードバック

  1. ふふっ。うっかり天気予報を信用しちゃったんだ。ま~あれですよ、一人だったから気の緩みってやつですかね。
    それより今回の「Vストはユニクロのマイクロダウン。スポーツスターは革ジャン」の例えが実に素晴らしい。
    私もGSR250SとFXRとファットボーイに乗ってましたから分かりますが実にそうなんですよ。あの手の大型はそれに乗る事のみが目的であってっても、それでいいと納得させる潔さがありますもん。だからこそ所有欲が満たされるんでしょうね~。
    ちなみに私もユニクロのダウンしか持ってません。

    1. え、え、えっー・・・も、も、もしかして、ショ、ショ、ショベルヘッドに乗っていたですか?。私は以前エボのローライダーを断念しましたが、本当に欲しかったのはショベルのFXRでした。でも、ショベルは私にはいろいろな面でハードルが高すぎました。くぅー・・・羨ましい。羨ましすぎる(笑)。もうそれだけで人生に後悔がないと思います(笑)。
      限定解除、エンデューロの参加などのライダーとしての経験。モトグッチならルマン、ハーレーならショベルなどの素晴らしい車歴。全てにおいてなんちゃっての私とは比較にならない(笑)。全てにおいて負けました。ついでに散財も(笑)。
      えっとなんの話でしたっけ。FXRが衝撃すぎて(笑)。そうそうユニクロのマイクロダウンは懐が深い・・・そういうことかも(笑)。

  2. いえいえいえ、味は薄くなったが壊れないと評判のブロックヘッド時代のFXRですよ。
    ショベルヘッドは私だってハードルが高すぎて手は出しませんてば。

    1. あーよかった(笑)。でも、それでもエボのFXRって言ったら今や高嶺の花でございます。中古市場にすらないと言って等しいです。どちらにしても羨ましいです。

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