消えゆく名車たち

私は還暦を過ぎたらヤマハのSR400に乗ると決めていましたが、やはり生産終了となってしまいました。なんとなく予想していたものの、ついにこの時が来てしまった。理由は「SR400の2019年の販売台数は1609台のクラス4位(二輪新聞調べ)とこちらも安定しており、ヤマハとしても規制がなければこのまま販売を続けたかったはず。だがABS装着や、その後の新排出ガス規制に向けて開発費をかけたとしても、それを回収できるだけの見込みがないのだろう」という事ならしい。

私は空冷やキックスタートなどにこだわらず、仮に水冷になってもトライアンフのボンネヒルのように、SR400の雰囲気を残しながらリニューアルするのも一興かと思いますが・・・うーん、残念だなぁ。そこはカワサキのようにデザインの使いまわしを見習うべきではないかと思う(笑)。私見ではありますが、ヤマハというメーカーは企業の伝統やポリシーなんかよりも、ビジネスとして割り切っている感じを受けます。例えば、ホンダのCB400 SUPER FOUR BOL BO’Rなんかは、大型自動二輪免許が誰でも取得出来るこの時代に、400㏄のバイクを、あのお値段で誰が買うのか疑問だけれど、いまだに販売しています(笑)。

普通二輪免許範囲内であれば、同じホンダのラインアップにCBRや400Xもあるし、他メーカーにも手頃な価格の400㏄もある。大型免許を取って安いNC750シリーズだって良い訳で、お高いCB400 SUPER FOUR BOL BO’Rを購入しなければならない理由が見当たらない。しかし、自分の体格に合わせてライディングを楽しむなら、大型バイクにこだわらず、熟成されつくした日本人のためのバイクであるCB400 SUPER FOUR BOL BO’Rがベターな日本人は多いと思う。私を含めてね(笑)。メーカーのバイクに対するポリシーを感じます。カワサキも新しい分野を開拓しつつも、W800のようなベベルギヤを使った伝統のバーチカルツインを頑張って残している。まぁ・・・メグロK3の発表を見ていると、なんとなくファイナルが近い気もしますが(笑)。

ヤマハのバイク所有歴は、過去にヤマハのBOLTを愛車にしていた時期もあります。

ヤマハのBOLTはハーレーダビッドソンのスポーツスターのパクリ・・・と揶揄されております。両方のオーナーだった私から見ても、パクリを全否定するのは難しい(笑)。例えばホンダが新しく販売するレブル1100は、水冷並列2気筒エンジン、チェーン駆動、DCTを用意するなど、スタイリングは似ていても、ホンダらしさのあるアプローチではないだろうか。ドカティならディアベルもドカティらしいアプローチだと思う。しかし、ヤマハは・・・ハーレーより工業製品としての精度というか完成度が高いというだけで、特にヤマハらしさってのはなにも感じられません。素人の私にはね。

そして・・・そのハーレーダビッドソンが、2021年モデルを発表しました。これが私には衝撃的な内容だった。ダイナシリーズがソフテイルシリーズと一緒になったあたりから少し予想はしていましたが・・・スポーツスターは3つしかラインアップに残らなくなくなりました。新しい分野で張り切っていたはずのストリート750も消えました。まぁユーロ5の排ガス規制で、スポーツスターはなくなる・・・なんて言われていたから、残っただけでも奇跡なのですが。

私は他メーカーよりハーレーダビッドソン社が、自分の中で特別な存在では一切ないのだが、スポーツスターだけは特別な存在なのです。エンジンフィーリング、ライディングポジション、そして伝統のスタイリング・・・10年以上前にスタンダードの883を所有していたのですが、当時は走行性能の低さや工業製品としての信頼性に欠けるのが嫌になり乗り換えました。その反動で走行性能の高いバイクなどいろいろ乗りましたが、スポーツスターならではの牧歌的なライディング、低い速度でも満足感のある走り・・・振り返ってみると私に合っているのですよね。似たようなバイクで、ヤマハのBOLTも乗りましたが何かが欠けていましたね。今のモトグッチV7がやや似た傾向にありますが、やはりスポーツスターは独特な乗り味だと思います。

ハーレー乗りは、他のバイク乗りの方に嫌われる傾向がありますよね。バッシングを受ける理由は、爆音や威圧感のある改造、半ヘルやガラの悪い身なり、そして集団走行・・・etc、が大半を占めるのではないでしょうか。ですが、それならきちんとしたウェアを着ていても、爆音で、制限速度をはるかに上回る速度で走るリッターバイクは良いのでしょうか。これも十分威圧的であろう。おまけに危ないし、事故に巻き込まれる場合だってある。これに比べたらドコドコ音がうるさいだけで、ゆっくり走っているだけなんだから、可愛いものではないだろうか(笑)。お互いバイクの問題ではありません。これはライダーの問題です。そこを勘違いして欲しくありません。

ひょっとすると2021年モデルでスポーツスターは終わってしまうかもしれませんね。ハーレーダビッドソン社は、もう違う方向を考えている・・・と思われます。

やはり・・・これだろうな。内燃機関の卒業なんでしょう。日本でもカーボンニュートラルを政府が提唱いたしましたね。これからのエネルギーは電力で行くらしいです。火力発電に頼っている国なのに(笑)。再生可能エネルギーに対していままで大した取り組みもせず、自動車の利用に全く何の制限もかけずに100m先のコンビニにクルマで行く文化が定着し、グレタ・トゥーンベリさんを叩く環境に対する意識の低い日本の社会で、いきなりカーボンニュートラルって言われても・・・現実的には無理があるでしょ。昨今のコロナ対策を見ればわかりますよね(笑)。

長年にわたりカーボンニュートラルに取り組んできたデンマークを筆頭に、EU諸国はひょっとしたらEV車が定着するかもしれません。フランスは原子力発電をたくさん稼働させているし、日本とは人口密度が全然違うし、そもそもEU諸国の人々は環境に対する意識も違うので。

しかし、アメリカ、カナダ、オーストラリア・・・は、たぶん無理なんじゃないの。テスラが10分の充電で500㎞走れれば話が変わりますけど。それよりもなによりも、ドイツ製やアメリカ製のEV車って乗りたいですか?。現行のドイツ車には触ったこともない(笑)のでわかりませんが、少し前ならセンサーエラーなんて日常茶飯事ではなかったかと思いますが。そもそも外車って電装部品が弱かったはず・・・ですよね(笑)。中国製のEV車が50万円ぐらいで買えるなら、近所のお買い物用に考えますが(笑)。

2035年には私は68歳になり、そろそろ免許の返上も検討する歳になるので、仮にEV車に切り替わろうが、正直に言えばどっちでもいい。しかし、一番の問題は各メーカーが内燃機関の開発や生産を止めてしまい、名車が次々に消えていくことではないだろうか。ここから先は、ただただしぼんでいく内燃機関のバイクを見届ける・・・と思われる。これが残念で仕方がないなぁ。クルマと比較すれば、バイクなんて環境に対する影響なんて少ないはずなのに。

私の唯一の趣味のであるバイクやクルマ。53歳からの10年間は残された人生の中で、私にとってはひじょうに貴重な時間なはず。免許返上した時に、後悔のないバイクライフにしたい・・・するようにしよう。

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消えゆく名車たち」への6件のフィードバック

  1. 法規制やなんやらでもう空冷の内燃機関が乗り超えるのは限界なでんでしょうね。
    それで育った私は一抹の寂しさはありますが新し物好きが幸いして電動化にも興味あります。
    と言いながらハイブリッド車すら所有した事はありませんが。
    tomozoさんが68歳の時私は73歳。確かに後悔のないバイクライフにしたいですね。

    1. 散りゆく桜を見ているようで寂しい気持ちになりますね。ハーレーのLIVEWIREを見る限りだと、私はないなぁ・・・と思います。これならBMW様のスクーターでいいような気がします。
      内燃機関のバイクは次々に絶滅していくのだろうけど、で、2030年になって「やっぱ無理」となったら、この10年は空白の10年になってしまう。これだけは避けて欲しいなぁ。
      私たち中高年のバイクライフはもう先が短いので(笑)。

  2. こんばんは。
    SR400は、昔、友達が乗ってたのを貸してもらったことがありますが、
    思ったほどドカドカと走らず中途半端な気がしました。
    SR500に乗っていた知り合いが、「400と500じゃ別物」と言っていましたので、
    今乗るなら500が出て欲しいですね。SRX600とかも乗ってみたい。
    ちなみにGB400(ロケットカウル付きの)を買ったことがありましたが、
    バイク屋からの帰り道で後悔しました。XL250Rの方が単まだ気筒ぽかった。
    CB400スーパーフォーは、最近価格を見て驚きました。
    ボルドールなんて、V7Ⅲと然程変わらない!
    ヤマハはラインナップがあまりに少ないですよね。経営的にキツイのでしょう。
    これでセローもSR400も無くなれば、もっと寂しくなりますね。

    1. GB400のエピソードは・・・すいません、思わず笑ってしまいました。ホンダのバイクってよく出来すぎていて、もう少し躍動感があってもいいような気がしますよね。CB400 SUPER FOURも製品としては優秀でも、バイクって趣味性の高い乗り物だから・・・と思ってしまいます。まぁ・・・ホンダの意地を感じますけど。
      SR400って意外にも賛否両論なんですよね。私は乗ったことがないのですが乗り味より、あのデザインが好きかもしれません。カワサキのZ400FXが剛ならSR400は柔な感じで。ヤマハって4気筒全盛の時も2気筒のTX750で頑張っていた・・・あの頃の名残がSR400にはあるのではないかと思うのです。孤高のバイクといいますか。
      でも、私も今買うか?と言われれば、やっぱりまだ体力があるので大型バイクを楽しみたいのです。これでSR400に乗ることはない・・・と思われます(笑)。

  3. 2ストが消え 今まで歴史を重ねたバイクが次々とカタログ落ちし 真新しい車種だけのラインナップになって来た昨今 とうとうSRの完全消滅が来てしまいましたネ。
    当方 中型免許を取得し発売間もない初期型SRを購入し すぐにマイナー?。 その後も幾度のマイナーと 製造中断。 前回で確実に消えたかと思ったら 無理やりの再発したと思いましたが・・・。
    原型は大きく変わらないものの その都度 エンジンを中心に 対策、修正と再開発を進め 国産で続けた結果 初期型が当時¥31万だった価格も 今では倍以上。 国内で進めていく以上 しょうがないとは思いますが 永年製造したことで エンジンの開発に最も手が掛かった車種だと思います。
    自動車関係の仕事をして EVの普及は目にしていますが ガソリンと違い チャージに時間が掛かることから 目的地手前でチャージが必要になった時にEVスタンドが無かったら?・・、行列ができていたら?・・・ と疑問は山盛り。 当方みたいに 満タン スタートで途中給油をするような走りは出来ない時代になってしまうとの事なのでしょうか?
    たまさんより1つ上の当方 現在の内燃機が消え EVに移りきる前に当方のバイク人生は終わっていると 思いますが。 

    1. SR400がなくなるのは寂しい限りですよね。オーナーだったからなおさらではないでしょうか。ヤマハにしては国内モデルだけのSR400をよくここまで引っ張ったと思います。確かに高額にはなりましたが(笑)。
      時代の流れなので仕方ありませんが、やっぱり散りゆく桜を見ているようで・・・機械が好きな私には辛いものがありますね。環境には悪いとは思うけど、ガソリンとオイルが好きなんですよね(笑)。あースパナとレンチも好きですね。
      いやいやMACさん、たぶん数年後にEVバイクは出ると思いますよ。おそらくヤマハから(笑)。私はEVバイクは乗らない気がします。私はスクーターはなぜかすぐ飽きてしまうので(笑)。2035年で68歳だから、最後のカブが出たら必ず購入して余生を楽しみます(笑)。

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