2020 紅葉ツーリング

結果として、おおむね正常な状態だった我がV7。10月も下旬に突入したので、ぼちぼち紅葉も見ごろかな?・・・と思い、天気も良いので杖立温泉まで行ってみました。

もう朝晩はけっこう気温が低いから、県道11号は寒いので少し早めに出てR210で大分へ迂回して向かうつもりでしたが、モタモタしていたらすでに10:00(笑)。ですので、仕方なく定番の県道11号の湯布院経由でR210に出ます。外気温は別府は20℃はあったから、暖パンではなくいつものジーパンでOKかと思いましたが、別府ロープウェイを過ぎるとV7の温度計は15℃・・・良かった暖パンで(笑)。寒さが堪える季節になりました。

湯布院は賑わっておりますよ。渋滞していましたから。GO TOの効果だろうなぁ。今回のルートはR210で天ヶ瀬まで行って、県道12号で杖立温泉へ向かいます。

タペット音・・・出ていますなぁ。外気温が20℃以下だからなおさらかもね。県道12号はのんびりしたいい道で、気持ち良く走れます。

ツーリング団体に追いついてしまいましたが(笑)。梅林湖にも行ってみましたが

あれ?・・・紅葉のかけらもない(笑)。早すぎたようですな。TVでは見ごろと言っていた・・・気もしますが。すでに12:00を回っているので、杖立温泉街にあるランチのお店に向かいます。

食堂こまつ さんです。温泉街の素朴な食堂です。でも、入ったら・・・えぇ!席がほぼ埋まっているではありませんか。意外だした(すいません)。

オーダーは、口コミで評判の良い、とり天丼と

こちらも評判の良い、焼そばをお願いしました。

お味の方ですが、まずはとり天丼ですけど・・・これ激ウマだわ。私ここで修行して、別府でこのどんぶり出そうかな・・・と、本気で思いました(笑)。大分名物のとり天をかつ丼風にアレンジしているのだけど、美味しいですよ。味のバランスも良いから、店主は巧みな技を持っていますな。焼そばは完全に日田焼きそばの味。麺がパリパリでこちらも美味い。たぶんこちらのお店は何を食べても美味しいと思います。☆4.5ですね。美味しいけど、ボリュームも少なめなのにお高めなお値段なのと、日田焼きそばもとり天も大分名物だけど、ここ一応熊本ですよね(笑)。

いつもは食事をしてから移動して温泉に浸かりますが、バイクだけ下の駐車場に移動して

食堂こまつ さんの隣にある旅館泉屋さんにお邪魔しました。

ご利用はお一人様500円と、歴史ある杖立温泉で創業140年の旅館なのにお安いお値段です。

泉質は、弱塩泉 ナトリウム塩化物泉で、無色透明ですがほんのり硫黄の匂いがする良いお湯です。もちろん源泉かけ流しです。源泉は98℃ならしいので、おそらく加水していると思いますけど。杖立温泉に入るのはこれで二度目なのですが、やっぱり歴史ある温泉って、最近出来た温泉とは一味違うなぁ・・・と感じます。ただね、前回入った米屋さんの方が、硫黄が濃厚な気がしました。どちらもおすすめです。

ランチの時に昔のレブルに乗ったライダーがいらっしゃいました。

たぶんこれだと思います(笑)。旅館泉屋さんで温泉に浸かっていたら、入ってきたじゃありませんか。かなり高齢じゃないかな?と思いながらも話かけたら、御年70歳で驚くことに長崎からのキャンプツーリングだって・・・やるな爺さん。昔はやはり大型バイクを乗っていたらしいが、年齢には勝てずレブルにしたのだとか。やっぱり上がりはこういうバイクだよね。

一応紅葉ツーリングなので、近くの下城の大イチョウにも寄ってみますが

うっすらと黄色な程度。紅葉ツーリングにしては完全に早すぎですね。グリーンロードを走り

小国郷物産館ぴらみっとで、休憩がてらにソフトクリームをいただきました。

九州で食べるソフトクリームは、どこで食べてもあまり好みではありませんなぁ(笑)。私はもっとミルクテイストなのが好みですので。もう紅葉は無理・・・と思いながらも、最後は九酔渓に向かいました(笑)。我ながらくどいです。R387から県道680号に入り

山に向かいます。県道40号へ出て九酔渓に行ってみましたが

見事に紅葉していませんよ(笑)。赤い葉も少しはあったけど。紅葉はたぶん11月中旬ではないでしょうか。この後はいつもの通り、R210→県道11号で帰宅です。夕方17:00の鶴見岳は厳しい気温でした。

これは堪えますよ。久々に「バイクは辛い男の乗り物なんだ!」が、実感出来て良かったです。

さて、今回は入念にタペット音を確認しながら走行しました。すると今回の走行では、一度も音が止まる(クリアランスがゼロに近い)ことはありませんでした。理由は、おそらく外気温が低いから・・・の可能性が高いと思う。水冷エンジンなら水温で70℃前後ぐらいだと思います。終始気にして走ってみると、さらに気づきがありました。九酔渓からR210へ出る県道は豪雨の修繕工事で、多数の片側通行がありました。下りですからアクセルオフが多いので、エンジンは一段と冷えます。その時のがタペット音が大きいのです。で、片側通行でアイドリングの時間が長いとかなり小さくなるのです。

下りは音がデカい・・・思い出しました。過去の愛車であったヤマハのBOLTでも、この音が出る道路が一つだけありました。それは、長野県と群馬県をつなぐ東御嬬恋線の、湯の丸スキー場から小諸に向かう、標高差1000mのものすごーい下りで、ジェットコースター状態だからほぼアクセルを開けることはありません。今考えれば、BOLTは空冷VツインではあるもののOHCだからカムシャフトがヘッドにあるので、このタペット音は出にくいはずだがそれでもこの下りは同じ音が出ました。音量は小さいけど。これはインテーク側ではなく、エキゾースト側のバルブ、あるいはバルブ周辺が冷えて、クリアランスが増すのではないだろうか。OHCで精度が高いヤマハ製であっても(笑)。

これなら説明がつく。エンジンブレーキってのは「アクセルを戻すと、スロットル・バルブが閉じます。すると当然、空気が入っていかない。でもエンジンはまだ回転しているから、空気を吸い込もうとする。そのとき、スロットル・バルブのエンジン側は真空状態になります。真空になってもまだ空気を吸い込もうとするとものすごく力が必要です。この力がエンジンの回転を下げようとする力になり、走っている車の速度を緩める方向に働く。これがエンジン・ブレーキという訳」です。だから燃料は噴射されない=エンジンは燃焼していない。で、エキゾーストバルブをエアが通過しマフラーからエアが通り抜ける。お~冷えるな・・・で、冷間時に戻りつつあるため、元々クリアランスが多いエキゾースト側がさらに拡大する。で、タペット音がデカくなる。これだな。

という事は、熱膨張が激しい空冷はクリアランスが大きいから、このタペット音が出る可能性が高い・・・のだと思う。で、田舎で乗る方が音が出てしまう(笑)。そしてOHVエンジンならなおさらであろう。ハーレーのスポーツスターは何度も書いていますが普通に出た。ヤマハのBOLTも場所限定だが出た。V7が音がデカくしょっちゅう出ているのは、ハーレーと違って油圧タペットではないからだろう。これで決まりだな(笑)。

という事は、バルブクリアランスを狭くしないと解決しない・・・ということになります。それなら、このまま放置といたします。だっておおむね正常値なんだから。それに今のクリアランスで、私の使用状況だとクリアランス0になる時があるので(笑)。ただね・・・私はこういう音のあるエンジン・・・好きじゃないんだよね。バイクマニアは空冷好きが多い気がしますが、私は特別空冷が好きなわけではありません。だけどV7のOHVのエンジンフィーリングは好きなんですよね。

世界のホンダ様、これリバイバルする気ありませんか?しかもイタリアホンダのデザインで(笑)。たぶんそれが一番私に合っている気がします。

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2020 紅葉ツーリング」への5件のフィードバック

  1. こんばんは。
    温泉地にお住まいでも温泉に行くのですね。ツーリングやグルメが目的なのでしょうが、羨ましい限りです。
    タペット音、新車の時から出てます。低回転では出ませんが、ある回転数以上にになると出たり出なかったりで、tomozoさんが言ってたのはこの音なんじゃないかな?と思ったりして乗っています。
    ホンダのウィング系、GL400には試乗したことがありますが、やはり400ccで200kg以上あるのは重過ぎでした。本来は500ccですしね。確かに水冷なので静かでしたが、冷却効果の高い縦置きV型で、重くなるのに水冷にした理由が分かりません。このエンジン、私はずっと90度Vだと思っていたのですが、80度なのですね。
    今週、金曜日から1泊で、秩父まで初タンデム宿泊ツーに行ってきます。バンディットの時よりどのくらい疲れるかの実験です。(^^;)

    1. やはりそうでしたか。音量に差があるにしても(笑)。モトグッチ社は意図的にそのクリアランスをとっていますね。世界中に輸出し、いろいろなユーザーがいるので、音が出ようと安全策をとっているのでしょう。冷間時に調整は、膨張率に大きな差があり、暖気後ではどの暖気後なのかにより差が出てしまうから、冷間時はざっくりだけど「こんなものでOKだ」としていると思われます。水冷エンジンなら水温MAX(ファンが回る程度)なら、暖気後もアリって事でしょう。
      がたぱしゃさんのような修理業を営んでいる方には失礼かもしれませんが、メカニックの腕を崇拝するよりも、私は物理的、科学的、そして論理的な見解がないと納得出来ないのですよね。スッキリしました。この研究はこれで終わりにします(笑)。

      そうですか。GLは重すぎますか。直列4気筒、V型、V4型が残って、縦V型がなくなっているから、あまり評判が良くなかったのでしょう。おまけにホンダのエンジンって、味付けに個性がないですからね。本当はそこが素晴らしいのだけど。ドカティやモトグッチ、そして大御所のハーレーも、雑な作りで工業製品としての完成度は低いけど、エンジンは個性的で乗っていて楽しい。外車はここが上手。いくらハイパワーでも、しょせんは公道で走るわけだから、日本メーカーもそこに的を絞ってフィーリングを追い求めて欲しいです。

      この時期に秩父ですか・・・極寒な気がしてしまいますが(笑)。いやいや、そうでした。基本バイクは辛い乗り物ですからこれでいいのです。全然大丈夫です。雁坂トンネル抜けて山梨まで行けば、鼻水も凍るような素晴らしい世界が待っていると思います。根性出してきてください(笑)。

  2. 秩父に行ってきました。
    当日の朝の出発時が一番寒かったですが、この日から気温が上がり始めたので日中は秩父の山越えも寒くなかったです。(凍結を心配して雁坂峠は走りませんでした) 高速道では、カウルも無いしエンジンも連続音になって楽しくないので、80キロ位で巡行するのが楽しいですね。反対に、峠の細いくねくね道は楽しかった。縦置きエンジンのこともあり、タンデムでもバンクさせるのが軽くてくるくる曲がります。以前はリッターバイクだったくせにこういう山道が好きだったりするので、V7の方が合っていますね。相変わらず妻は「前のバイクより頭が近くて前がよく見えない」と不満を言っていますが、思ったほど二人共に疲れずに帰ってこれました。これならV7の購入を「失敗した」と思わずに済みそうです。ただ、帰宅したらファイナルドライブからオイルが漏れてリアホイールにオイルが飛散していました。ネットで見るとV7の持病らしく、昨日、初回点検を兼ねてディーラーに持ち込みました。
    ツーリングの様子をブログにUPしていますので、お暇な時にでもご覧ください。
    (たまにコメントいただけると嬉しいです)

    https://gatapasya.blog.fc2.com/blog-entry-1984.html

    1. がたぱしゃさんは写真が上手いですね。バイクは軽いほど、よく曲がりますよね。しかし、中高速でスピード上げるとリッターバイクの方が安定感があると思います。まぁ、V7の場合、さほどパワーがないから問題ないのですが(笑)。
      私も高速道路は80~90㎞/hが快適ですね。100㎞/hは4000rpmだからどうしても頑張ってる感が出てしまいます。だから、東北道なんかを一気に岩手まで・・・なんてツーリングは行きたくありません(笑)。
      そんな持病があったのですか?私のは今のところ平気ですね。意外にもポンコツじゃないかも(笑)。

      あっ!筆不精ですいません(笑)。

  3. こんばんは。
    V7Ⅲは、以前乗っていたGSX400FS(イナズマ)とほぼ同じ重量なのですが、
    V7の方が曲がる時に重さを感じずスパッと寝ます。
    峠道ではタンデムだということを忘れてしまいそうでした。(危ない)
    やはり横方向にはジャイロ効果が働かない縦置きクランクの影響だと思っていますが、
    反対に、低速だと少しふらふらする気がします。
    あと、V7Ⅲは6速ミッションになったからか、時速100kmでは3500rpm位です。
    一般道ではまず6速に入らないのでオーバートップ扱いのようです。
    でも、前のバンディットはカウル付きで1200ccでしたから、
    高速道路の時速100kmは「まだまだこれから!」という感じでしたが、
    それに比べたら全く速度を出す気は起きません。
    V7Ⅲはお乗りのV7とエンジンもフレームも全く変わっていますので、
    エンジンのフィーリングや乗り味も少し違うのではないでしょうか。

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