豊後高田の蕎麦

11月最後の土曜日。とうとう別府でも最低気温が5℃まで冷え込み、最高気温も15℃までしか上がらなくなりました。ノンカウルのV7はもう冬眠させますが、私のフルカウルツアラーであるタイカブならなんとか走れるかも…と思い、新蕎麦を食べに豊後高田まで走って来ました。

寒いからフリードでも良かったのですが、私は温室効果ガスの削減に取り組んでいる一人なので(笑)、根性出してバイクで行きました。トランプ大統領がなんと言おうが、世界各地で起きている過去になかった異常気象は、温室効果ガスが関係していないはずがありません。

中国や発展途上国の環境問題を置いておいたとしても、この日本でさえ自動車の登録台数はいまだに増え続けているのです。確か少子化になっているはずなのに。私が若かりし頃なら、クルマの運転は難しいから、危ないからを理由に運転しない人がいましたが、最近の街中では「その運転で免許あるの?」とか「交通法規知っているのか?」と疑いたくなる人が堂々と運転している。しかもクルマの構造の知識が皆無で、タイヤ交換さえ出来ない人が大半を占めている。一歩間違えれば大惨事の事故を起こす可能性があるのに。

高齢者の運転もしかりです。池袋暴走事故で上級国民として特別待遇を受けている飯塚 幸三に対しても、私は強い憤りを感じています。あんな身体でクルマを運転をし、しかも運転して向かっていた先が予約していたフレンチのレストラン。おまけに遅れていて急いでいたとか。にもかかわらず挙句の果てには「高齢者が安心して運転出来るクルマを開発して欲しい」と言い出す始末で反省の色は全く見えない。上級国民になるとモラルは必要なくなるのでしょうか。それでもおそらく実刑は間逃れる…でしょう。たぶんですが。私は免許の年齢制限は設けるべきだと考えています。私は例え地方であってもクルマがないと生活が出来ないってのは甘えだと考えています。ましてや公共交通手段が整っている地域でクルマがないと不便だと言うのは、すでに正常な判断が出来ていないので、いますぐ免許を取り消していいと思う。

自動車は楽だと思いますよ。しかし、自分さえ楽であればそれで良いのか。温室効果ガスが大きな環境問題になっているのに、いつでもどこでもクルマを使う歩かない人々。自動車通勤を許可し表面だけのECO活動しているバカ会社。交通ルールも理解出来ていなくて、モラルのかけらもない人にも疑問を持たずに発行し続ける、なんの制限も果たさない運転免許。日本はどうして自動車には規制をかけないのだろうか。どう考えも自動車メーカーと政府の癒着、そして本音は環境なんかどーでも良くて、自分が選挙で勝てればそれで良し…これしかないんだろうなぁ。ストックホルムの少女の叫びを少しは聞くべきだ。

話は戻って、根性は出すのですが、さすがのフルカウルツアラーのカブでも寒いので

冬仕様にいたしました。コミネのハンドルカバーを付けただけですが(笑)。でもこれ付けると信じられないくらい手が冷たくならないんですよね。なんでなんでしょ。

豊後高田は別府からそう遠くないので、10:00に出発し別府は気温は15℃ぐらいでしたが、R10じゃつまらないので山に入ったら、富貴寺あたりでは13℃ぐらいでした。

富貴寺のイチョウの木がキレイでしたね。フル防寒装備で挑みましたが、ワークマンの暖パンが予想以上に有能で、下にユニクロヒートテックのタイツを履くだけで13℃を乗り切りました。コミネのハンドルカバーとワークマンの暖パンで、体温温存派の私でありますが案外冬もいけてしまうかも(笑)。カブならですけど。

お昼ちょうどに着いたランチのお店は、豊後高田市街にあるこちら

響 さんです。豊後高田では名の通ったお蕎麦屋さんです。予想通り店内は混み合っておりました。

オーダーはざるそば二つと、片方におにぎりセット300円を付けました。

妻はワークマンの暖パンではないから、冷えたらしく暖かい蕎麦が希望だったのですが、なんと12:00ちょい過ぎですでに売り切れ。あれれ…九州の皆さんは新蕎麦だって言うのに暖かい蕎麦を好んで食べるの?。関東甲信越で蕎麦好きを名乗るなら、ざるで風味を味わうものでしょ。文化の違いですかね。

で、お味の方ですが、うーん…私は熊本の吾亦紅さんのが好みでした。

また、信州蕎麦の新蕎麦と比較してしまうと、風味、食感、のど越し、全てにおいて、私好みではありませんね。豊後高田では蕎麦屋は多く歴史もあるそうですが…地域によって蕎麦文化の違いがあるでしょうから、信州蕎麦のファンである私だけが残念に感じるだけかもしれません。☆3つ。私には普通の蕎麦。

豊後高田は昭和な街で売り出していて、駅前の商店街が観光スポットになっています。

昭和なクルマも展示してありました。

三丁目の夕日に出てくる定番のダイハツのミゼットもありましたが、私の目を引いたのはこの日産のサニーGX。子供の頃好きだったんですよね。プラモデルも作った思い出もあります。なぜかトヨタのカローラレビンTE27より好きでした。日産のこの頃のクルマは、引きつける何かがありました。今じゃ日産のクルマを選ぶ理由が見当たりませんが(笑)。

この頃のクルマの運転は誰にでも運転出来るものではありませんし、今みたいに乗りっ放しでは故障するのがデフォルト。昭和の頃のが良かったことなんてなに一つない…と私は考えますが、クルマだけは昭和の頃のが面白かったと思いますね。クルマはこの程度で良かったのではないだろうか。少なくても池袋暴走事故は起きないだろうし、スマホ見ながら運転も…やろうと思えば出来るけど誰もは出来ない(笑)。バイクなんて昭和でも今でも公道を走るには大差ないですからね。今でもZ1が普通に走っていますし、ビンテージハーレーも走っています。そしてあいもかわらず誰でも乗れる訳でもない(笑)。

駅前も散策しましたが、観光施設以外は昭和の街と言うほどでもない…と私は感じました。

こう言っちゃなんですが、この程度の商店街なら長野には普通にどこにでも残っている気が…(笑)。個人的には川越みたいな街を想像していました。川越は小江戸ですけど。

人工的でしょうがイチョウ並木はキレイでした。

豊後高田にも温泉はいくつかあって、メジャーなところはスパランド真玉山翆荘さんですが、以前に一度入った事があるので、今回はその近くですがこちらにしました。

ほうらいの里 仙人湯さんに入りました。ご利用はお一人様400円。

泉質は単純温泉。無色透明で無味無臭です。Ph値の高いトロっとしたなかなかいいお湯です。スパランド真玉は炭酸水素塩泉となっていて、泉質名が違いますが個人的には同じ感じがいたしました。スパランド真玉と違うのは、源泉かけ流しなところです。なので、その分施設は小さいですが。お湯にこだわるならこちらだと思いますが…私は素直にスパランド真玉ですなぁ。スパランド真玉のがキレイですから(笑)。

帰りは国東半島の海岸線を走ろうかとも思いましたが、暗くなったら冷えてくるので素直にR10で帰りました。それでも夕暮れのR10の立石峠で8℃をマーク(笑)。ちょっと厳しかったけど、意外にも耐えられました。やるなぁワークマンとコミネのハンドルカバー。今年は冬も本当にいけるかも。

冒頭で温室効果ガスの削減に取り組んで…と書きましたが、そういうの抜きでもバイクで出かけるのは、クルマより楽しいと思う。クルマは誰でも簡単に運転出来るようになり、利便性、快適性はどんどん進化した。それと引き換えに現代のクルマは、やはりなにかを失ってしまっています。それは、定番ですが運転する楽しさだろう。

バイクは今も昔も誰もが乗れるものではない。スキーと同じくバイクを操るには必ず努力が必要なのです。そしてバイクは基本的に死やケガが身近であるから、具合が悪いと乗れないし、ケガをしても乗れないし、スマホでゲームしながらも運転出来ない。体力が必要なバイクは高齢になれば乗るのも難しい。バイクは運転に集中しなければならないのです。だからバイクは運転する楽しさが残っているんだと思う。

今のクルマは運転が簡単で、安全で、快適になった。しかし、簡単になればなるだけ、皮肉なものでクルマの運転はつまらなくなり、そしてお金のある日本じゃ楽を求めて、一家に一台ではなく一人一台となり、今もクルマが増え続け、運転モラルの低下が加速していく。

この流れは変わらないだろうなぁ…私はこんなクルマ社会に少しだけ逆らっております。まぁ…本当に微力なんですが(笑)。

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