まだ別府へ通っている頃、中津はから揚げが美味しいと聞き、中津市街のチキンハウスにてから揚げをいただいた事がありますが、私の感想は「確かに美味しいけど、東京のスーパーで売っているから揚げとあまり変わらないなぁ」が本音でした。
職場の方にその旨を話したところ「宇佐のから揚げの方が味が濃くて美味しい」と、思いもよらぬ回答が…。えっー本当かよ?…と思いGoogle様に聞いてみると、なんとから揚げ専門店の発祥は宇佐であり、それが大分から揚げの発祥なんだとか。これで私のB級グルメ魂に火がつきました。で、職場の方がおすすめの太閤さんへ行く事にしました。
別府から宇佐までは約40㎞ぐらいあります。東京の日本橋から日野市ぐらいですか。別府から宇佐まではR10を普通に走っても一時間ですが、日本橋から日野を下道を走るなら空いていても二時間で、混んでいたら三時間は必要です。まぁ普通の人ならお金がかかっても中央道を走りますよね。絶叫したくなるくらいイライラしますから。それと比べれば大分の道路は、実に心穏やかでいられ平和です。
本命の太閤さんのから揚げはテイクアウトのみだから、ランチでいただく事が出来ないので、家に持ち帰ってビールを飲みながらいただく事にしたので一番最後に寄ります。夕飯がから揚げ&ビールと不健康極まりない食事なので、ランチはヘルシーなうどんと決めて付近で探してみると、中津駅のそばに興味をそそるお店がありました。

豊前屋さんです。大分県と言いますか、西日本はあまり蕎麦を食べる文化ではないのかうどん屋さんってのが多くあります。これが関東だと、もちろん今はうどん専門店ってのもありますが、私が子供の頃なら「そば屋のメニューの中にうどんもある」っていうイメージなんです。私はどちらかと言うとそば派でしたが最近は全く食べる機会がなく、別府に移住してからうどんを食べる機会が多くなり、もはやうどん派になったと言ってもいいと思います(笑)。

12:00すぎにお店に入った時はまだ席が空いていましたが、瞬く間に席が埋まり、すぐに待ちが出てしまいました。かなりの人気店です。
オーダーは、桜えびと春野菜のかき揚げうどん730円、おいなりさん170円、うどんセット700円をお願いしました。セットの丼は牛とじです。結局、全くヘルシーなオーダーではありません(笑)。

豊前屋さんは大分では珍しい細麺のうどんですが、そのわりにはもちもち感がありかなり美味しいです。関東のうどんのスープはしょうゆ味で、蕎麦の代わりにうどんが入っている感じですが、西日本のスープってうどん専用で、これがうどんに合うんですよね。うどんはこちらのが絶対美味しいと思います。全国こちらに統一しても問題ないんじゃないの。豊前屋さんのはこれまた美味。かき揚げとの相性も抜群でした。
セットの牛とじ丼(ほぼ牛丼)も九州の醤油は甘いからか、牛丼との相性も良くこれまた美味い。おいなりさんは…これは普通(笑)。☆4.5ですか。いや満点と言ってもいいんですが、うどん文化の大分なので、今後もっと美味しいうどんが出てきたら困るので☆4.5にしておきます。今のところ、私の中での大分うどんランキングNo.1です。人気があるのも納得です。
せっかく宇佐まで来たので、今回は温泉にも入っていきます。温泉つながりで話が一旦外れますが、春分の日の21日には別府の明礬温泉に入ってまりました。まぁ家から車で15分もかかりませんが。これで別府八湯制覇まで、残るは紫石温泉のみになりました。
明礬温泉には明礬湯の里という観光施設があり

湯の花を作るところが見学出来たり、お土産を販売していたり、もちろん入浴施設もあります。私もこちらで家族風呂の利用をしようとしたのですが、シャワーがなく浸かるだけ。それだけならまだしも、お土産屋さんのすぐ横にあり、落ち着かない感じでしたので、少しに下にあるえびすの湯さんしました。

http://www.e-ebisu.biz/yuya.php

明礬湯の里さんの家族風呂は2000円で、えびすの湯さんは2500円とお値段が高めではございますが、家族風呂はうるせークソガキや、マナーのないじいさんもいないので、落ち着いてお湯を堪能出来ますから一度利用してしまいますとやみつきになります。もちろん源泉かけ流しです。


明礬温泉は別府の中では唯一の白濁の硫黄泉です。酸性ではあるものの、群馬県の草津温泉や青森県の酸ヶ湯とは違い強酸性ではないですね。個人的には長野県の白骨温泉や乗鞍温泉に近いと思います。温泉らしい温泉ですから、明礬温泉は別府八湯の中でも人気がありますね。評判通りの素晴らしいお湯でした。
別府は温泉にひじょうに恵まれており、私も朝に晩に温泉に浸かっておりますが、たまには違う泉質に入ってみたくなるものです。今回の宇佐の温泉は、メジャーどころではありませんが泉質に惹かれました。まほろば温泉 菟挟さんです。http://www.mahorobaonsen.com/

ご利用はお一人様400円です。今回も家族風呂があったのでこちらを利用させていただきました。50分1500円です。


泉質はナトリウム―炭酸水素塩泉 で、炭酸泉ならしいですが、私には泡付きは見受けられませんでした。長湯温泉も加温していると泡付きは見られませんから、そういうものかもしれません。まぁ韮崎の旭温泉はそれでも泡がつきますけど。
お湯は少し緑色に濁っており、匂いも独特で、どこかで嗅いだ事があるような…思い出しました。以前住んでいた北杜市の泉温泉健康センターに似ています(笑)。泉温泉健康センターと違って源泉かけ流しですけどね。こちらのお湯は長湯温泉と同じく鉄分を含んだ温泉ですが、長湯温泉とは違いナトリウム系でもあるので大分県ではなかなかない泉質ではないでしょうか。大分県は有名な温泉地がたくさんありますが、隠れた名湯だと思います。
お待たせしました。ここでようやく太閤さんの登場です(笑)。

お店はR10から少し奥に入ったところにあるので、初めてでは少しわかりにくいかもしれません。しかし、こんな立地にもかかわらず、お店には次から次へとお客さんが来ます。これは期待出来るでしょ。どう考えても。

しかも売り切れも続出です。オーダーは骨なしのから揚げを200gと砂ずり(砂肝のから揚げ)を100gをお願いしました。全部で560円です。ちょっと高い…気が…気がします(笑)。注文の方法は、発注してから10分後に出来上がるので引取りに来るシステムです。
帰り道は期待しながら、R10ではなく山道をかっ飛ばし

急いで家に帰り、18:00を待ってビールとサラダを用意していただきました。

期待のお味は…うーん…大分の皆さまには申し訳ないが、並んで買うほどではないでしょ。※あくまでも個人の感想です(笑)。確かに味が濃くて美味しいと思うし、大分で食べたから揚げの中では一番美味しいと思います。でもお値段も高いし、この値段出すなら東京駅のデパ地下で買った方が、美味しいような気がするのは気のせいなんでしょうか(笑)。
結論、大分のから揚げは普通でした。※あくまでも個人の感想です(笑)。
うどん圏に住むわたしから見てここのうどんうまそう。
大分行ったらうどんということは覚えておきます。
うどんは西日本の方が美味しいですよね。蕎麦は長年甲信地方にいたのもあって、一度は食べてみようか?とは思いますが、あまり気が乗らないんですよ。
じきに四国へも走りに行くつもりなので、いろんなうどんにチャレンジしてみます。